
株式会社精密スプリング製作所は、このたび発生いたしました熊本地震により被災された方々の救援および被災地の復旧・復興に役立てていただくため、山陽新聞社会事業団を通じて義援金100万円を寄託いたしました。
本取り組みにつきまして、山陽新聞の地域・社会面にてご紹介いただきましたことをご報告いたします。
目次
寄託の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 寄託先 | 山陽新聞社会事業団(岡山市北区柳町) |
| 寄託金額 | 1,000,000円 |
| 支援先 | 全額、日本赤十字社岡山県支部を通じて被災地の救援・復興支援に活用 |
| 当社出席者 | 常務取締役 濱田 崇志、常務取締役 濱田 洋輔 |
寄託の際、当社常務の濱田は「ライフラインなど、まだまだ厳しい状況が続いています。被災された方々の生活の再建と、地域の復旧に向けて少しでも助けになりたい」と思いを述べさせていただきました。
被災された皆さまに対しまして心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い平穏な生活の回復と、復旧・復興を社員一同、心よりお祈り申し上げます。
地域に根ざし、社会の基盤を支える「ばね」の役割
精密スプリング製作所は、岡山市で長年にわたり、産業の基礎を支える各種金属ばねの製造に携わってまいりました。
私たちが手掛ける製品は、手のひらに収まるほどの極小部品から、過酷な環境で稼働する産業用機械の重要部品まで多岐にわたります。普段、一般の方々の目に直接触れる機会は少ないですが、あらゆる産業機器、インフラ設備、移動体、精密機器の内部で「動力を伝える」「衝撃を吸収する」「一定の圧力を保つ」といった極めて重要な役割を果たしています。
目立たない部品ではあっても、万が一それが機能しなければ、生活基盤を支える機械やインフラ設備が安全に動き続けることはできません。私たちは日々のものづくりを通じて、社会の見えない土台を支えているという責任を胸に刻み、一つひとつの製品と向き合っています。
なぜ、ものづくり企業が地域社会と被災地支援に向き合うのか
製造業は、自社単独で完結する産業ではありません。
原材料を供給してくださるサプライヤー様、特殊な表面処理や熱処理を担う協力企業様、製品を全国・世界へと運んでくださる物流ネットワーク、そして何より私たちが日々の操業を続けられるのは、拠点を置く地域の皆さまの安心・安全な生活基盤があってこそです。
自然災害が発生した際、ライフラインやサプライチェーンが寸断されることで、ものづくりの現場が受ける影響は計り知れません。そして何よりも、被災地で日々の暮らしを営まれている方々の不安や苦労は、言葉では言い尽くせないものがあります。
産業を支える部品を作る企業である以前に、私たちもまた地域社会や人々の営みに生かされている存在です。だからこそ、有事の際に互いを支え合い、少しでも早期の生活再建やインフラ復旧の一助となる行動を起こすことは、企業としての当然の責務(CSR)であると考えております。
今回の義援金寄託は、私たちが日々いただいている社会への恩恵に対して、感謝と支え合いの姿勢を行動で示す取り組みの一つです。
地域社会とともに未来へ――技術の継承と、地域に誇れる企業づくり
私たち精密スプリング製作所が、熊本地震をはじめとする災害復興支援に継続して取り組む背景には、「事業を通じて社会に貢献するだけでなく、地域に誇れる企業であり続けたい」という強い願いがあります。
ものづくりを通じた持続的な社会貢献
突発的な災害への支援はもちろん重要ですが、企業として最も基本的かつ継続的な社会貢献は、「高品質なものづくりを安定して続け、産業と雇用を守り、地域社会の確かな基盤であり続けること」にあると認識しております。
ばねの成形や熱処理には、長年培われてきた熟練の技能と、繊細な材料特性を見極める感覚、そして誠実な品質へのこだわりが不可欠です。この技術を途絶えさせることなく、次の世代へと確実に継承していくことは、地域経済の活力を維持し、日本のものづくり基盤を守ることにつながります。
次世代とともに歩む職場環境づくり
当社では、地域の若い世代や新たにものづくりの道を志す方々が、安心して腰を据え、誇りを持って働ける環境づくりを推進しています。
- 技術の標準化と丁寧な育成:ベテランの勘や経験を可視化・共有し、若手が着実にスキルを習得できるOJT体制の整備
- 安全で働きやすい職場環境:5Sの徹底と作業環境の改善による、清潔で安全な工場づくり
- 地域との調和:環境負荷の低減と、地域行事や防災への積極的な関わり
「自分たちの手がけた部品が、社会の安心や人々の暮らしを支えている」という実感と誇りを持てる組織であり続けること。そして、災害などの困難に直面したときにも、互いに手を差し伸べ合える誠実な企業であり続けること。
精密スプリング製作所はこれからも、地域社会の一員としての責任を胸に、皆さまとともに歩んでまいります。